小さいけど倍面白い!コンパクトなホテル3選
今度の連休はどこで過ごそう…と悩む時がないだろうか?好みの体験は人それぞれであり、中には、ある場所にお気に入りのリゾートがあり、旅行から戻ってくるやいなや、すぐに来年の予約をする人もいる。だが、筆者にはそんな贅沢は到底できないし、大半の人と同じようにかなりの優柔不断である。
もちろん筆者にも、行きたい場所が世界中にたくさんあるが、予算や日数などいろんな制限がある。たとえ場所が決まったとしても、次の課題は宿を決めることだ。実は、これは場所決めよりももっと難しいかもしれない。なぜなら、考えなければならないポイントがたくさんあるからだ。広くて立派なスイートルームがいいのか、それとも、コンパクトでベーシックな部屋がいいのか。
タイトルでお分かりの通り、本記事では、後者に焦点を当ててみよう。豪華なスイートクラスのペントハウスではなく、日本ならではの小さなカプセルホテルに興味のある人は要チェックだ。ヨルダンの砂漠にある世界一小さなホテル「フォルクスワーゲン ビートル」はご存知だろうか?あるいは、ロシアにある「スリープボックス ホテル」を聞いたことがあるだろうか?これらの小さなホテルは、名前を聞くだけで、どんな宿なのか大体の想像がつくだろう。小さいからといって決して悪い宿泊体験が待っているわけではない。それどころか、思わずワクワクするような体験が待っているだろう。では以下で詳しくみていこう。
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ツボホテル(メキシコ)
ドイツの「Das Park Hotel」を知っている人はいるだろうか?下水管を再利用してゲストを寝泊まりさせるという斬新なホテルだ。はっきり言って度が過ぎているように思えるが、一風変わった作りのホテルトレンドは、今後もなくならないだろう。今回紹介するのは、メキシコだ。ドイツのホテルと同じような施設が、観光客に驚くべき体験を提供しているという。
それは「Tubohotel(ツボホテル)」という宿泊施設で、部屋はかなり厳つい感じのコンクリートチューブでできている。部屋の中にはベッドと照明くらいしかないが、緑豊かな中庭に位置しているので、まるで自然の中にキャンプしているような印象を受ける。しかし、よくよく考えてみれば、コンクリートほど不自然なものはない(笑)。
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BOOK AND BED(日本)
カプセルホテルというコンセプトは、もうすでに見たことがある人も多いだろうが、冷静になって考えてみると不快に感じられるかもしれない。というのも、その作りの性質上、できるだけ多くのゲストを同じような小さなカプセルに押し込まなければならず、面白みも欠けるだろう。
しかし、最近話題になっているホテル「BOOK AND BED」はそうではない。ここでは、図書館の中にある小さなベッドに入り、本棚の中で眠るという斬新なコンセプトを採用している。古い本とシンプルな木の香りが好きな人にはたまらない宿になるだろう。
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ホテル・デ・アカデミー・エ・デ・アール(フランス)
パリは世界中から芸術と文化のメッカとみなされているため、数多くのブティックホテルが誕生し、それぞれが他とは少し違うユニークな宿泊体験を提供しようと躍起になっているようだ。
中でも、「Hôtel des Académies et des Arts(ホテル・デ・アカデミー・エ・デ・アール)」は、その条件をすべて満たしている小さなホテルのひとつ。文化的に豊かであるうえ、クリエイティブな小物や装飾品がいっぱい展示されている。また、小さくて目立たないので、安全を重視する観光客にとっても嬉しいだろう。ここに泊まれば、一生思い出に残るパリ旅行になるはずだ。